消化器外科 解剖と外科実習ハンズオンセミナー(2020年1月21日開催)

エデュワードプレスオフィシャルサイト wrote
日時

2020年1月21日(火) 11:30~18:00(受付開始11:00)

開催場所

交通ビルB1階( 東京都港区新橋5丁目15-5 交通ビルB1階)

テーマ

解剖と外科実習ハンズオンセミナー
間膜や大網を意識した肝臓・胆嚢・膵臓のアプローチ法

消化器外科において、術中の不安を減らし、成功につなげるための「コツ」は解剖です。
本セミナーでは、解剖を実践に活かすために、犬の臓器を検体(豚の内臓一式)と比較しながら解説することで、外科解剖の理解を深めていただきます。
実習では、上腹部臓器(肝臓・胆嚢・膵臓)周囲の膜構造、各臓器との関連性を理解した上で、臓器をどう動かして、どう剥離するかといったアプローチ法や、各術式の基本手技を学んで頂きます。

プレゼンター

藤田 淳先生
所属
公財)日本小動物医療センター 外科
東京大学附属動物医療センター
外科系診療科 西原動物病院

■講師より
手術に自信を付けるにはどうすればいいでしょうか。1~2年も経験を積めば、避妊手術などで腹腔を開けたことがあると思います。
腹腔内から卵巣と子宮を探し出して摘出する。これを繰り返していれば、切開、授動、血管結紮、縫合といった手術の基本手技はマスターできます。
しかし、卵巣提索が短く腹腔外に出せずに苦慮したり、肥満で腸や大網に視野を遮られたりすると、途端に恐くなります。そんなとき、ここに血管がある、ここを止血しておけば大丈夫。そう自分に言い聞かせたはずです。後押ししてくれるのは、解剖の知識です。
避妊に限らず、手術に確かな自信を付けるには解剖を知ることが大切です。まずは教科書を読むことですが、本当に理解するのは知識通りの解剖を見たときではないでしょうか。とくに腹腔内は可動性のある薄い膜が臓器をつないでいます。それらは臓器を扱う上で大切でありながら教科書の写真やイラストだけでは理解しにくいものです。
今回はこうした臓器の関連に着目し、横隔膜から大網までを解説します。
ここには肝臓や胆嚢、膵臓などがありますが、これらの手術は完全に体外に出すことができないため、手術時に観察しても理解することが難しい場所です。あえて臓器群を提供し、臓器の関連性を含めた解剖と手術を疑似体験していただきたいと思います。(藤田 淳)

セミナー内容

■ポイント
1、各自検体1体を使い、臓器の膜構造とリンクさせた外科解剖を行います。
2、間膜や大網などの膜構造を意識した各臓器のアプローチ法を学べます。
3、普段お使いの手術道具(腸鉗子、サクション、バイポーラ)の有効な使い方を学べます。
4、最新の外科手術用シーリングデバイス(OLYMPUS社製)の他、小型で一般手術に便利な吸引器(新鋭工業社製)の使い方やコツについても学べます。

■プログラム
※講習内容は変更になることがございます。
<座学/1.5時間>
◆総論
腹腔の膜:腹膜の連続性
◆各論
肝臓:肝葉切除に係る膜:三角間膜、小網:肝門部脈管の層構造
胆嚢・総胆管:胆嚢表面、肝臓との境界:総胆管の膵臓との関係、開口部
膵臓:大網との関連、胃、十二指腸、脾臓、門脈、十二指腸、脾臓、門脈や脾静脈との位置関係
<実習/4時間>
※各自に検体(豚の内臓一式)1体ずつお渡しして実習します。
◆肝臓
授動:三角間膜の切開、肝門部確認
切除:フィンガーフラクシャー法による実質切開、サテンスキー鉗子、ドゥベイキー鉗子
◆胆嚢
剥離:全層剥離と分層剥離/総胆管走行、開口部の確認
◆膵臓
右葉、膵管確認:右葉と門脈、十二指腸の関係
左葉部分切除:左葉と大網、脾静脈の関係

定員

◆定員:24名
※普段お使いの器具を持参ください。
開腹手術に使用する一般器具セット(把針器、腸鉗子、止血鉗子、外科剪刀、メッツェンバームなど)の詳細な持参器具リストは下記になります。

<当日持参器具リスト>
・スクラブ(白衣)・帽子・マスク・手術用手袋
※ディスポーザブルマスク、ニトリル手袋(S,M,L)を用意しておりますが、数に限りがございます。
・開腹手術に使用する一般器具セット
把針器・縫合用ピンセット・外科煎刀・メッツェンバーム・止血鉗子〈反,直〉・アリス鉗子・腸鉗子など
・あるとよい器具(肝臓部分切除に使います。)
血管鉗子もしくは腸鉗子(細身のデベイキー型が望ましい)
※実習はペアン鉗子・コッヘル鉗子でも行えます。
フレーザー管(細径のサクションカニューラ):径3-4mm(8~10Fr)
※実習当日に、お持ちになられた器具の故障、紛失等の責任は負いかねますので御了承ください。

参加費用

65,000円(税別・実習材料費込)

お申込み方法

こちら(イベントペイページ)をクリックしお申し込みください。