雑誌『VETERINARY ONCOLOGY 4月号　部位別　画像診断カラーアトラス 1　画像所見から鑑別診断へ』発刊のお知らせ

小動物腫瘍科専門誌「VETERINARY ONCOLOGY」4月号を発刊しました。

4月号の特集は『部位別　画像診断カラーアトラス 1　画像所見から鑑別診断へ』です。

一般的には患者プロフィール、血液および血液化学検査、各種画像検査によって腫瘍の解剖学的位置や画像の特徴を考慮するといくつかの鑑別疾患を挙げることができます。しかし、更に絞り込む過程で先入観や思い込みといった誤った思考回路で画像を判断すると確定診断までの過程に遅れが生じたり、思わぬピットフォールに陥ったりすることがあります。がんの種類によっては、ピットフォールに陥ると間違った診断手順や間違った治療（時に治療可能な症例を治療不能と判断してしまうなど）を選択してしまい、非常に重大な問題になる可能性があります。

VETERINARY ONCOLOGY 4月号では、「部位別　画像診断カラーアトラス1　画像所見から鑑別診断へ」を特集します。肉眼写真をまとめた本誌25号「腫瘍症例集 カラーアトラス」（2020年１月号）、細胞診所見をまとめた本誌29号「各種腫瘍の細胞診所見」（2021年１月号）に続く「見せるシリーズ」の第３弾として、「頭頸部～胸腔内」の画像検査で得られた画像をまとめた画像集となっています。
がん（悪性腫瘍）のみでなく敢えて良性腫瘍や腫瘍以外の疾患の画像も含めて掲載しているのが特徴です。読者の中には、「その疾患だったか！」「そういう疾患もあるのだな……」「そんなばかな！」という感想をもっていただける症例も含まれているのではないかと思います。臨床現場で患者の画像を見た際に、より正確な診断に近づくための手助けとなる特集です！
次号では「部位別　画像診断カラーアトラス2」として「腹部、他」を特集します。ぜひ、本号と併せてご覧ください！

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